いいとこどり

「いいとこどり」とは

面倒な事や、コストは抑えつつ
満足感だけはしっかり手に入れたい…
そんな人間(私)らしい欲望の表れだ

その一つが
「中古」という選択ではないだろうか

例えば、中古住宅

新築は確かに気持ちがいい
誰も使ってない。それだけで価値があるが
当然、その分値段も高い

一方で中古住宅は
すでに誰かが暮らしていた足跡がある

その中で、傷んでいるところは無いか
雨漏りはどうか、水回りは…と
色々と確認しなければならない事も多い

そして、リフォーム込みの合計金額と
仕上がった時の満足度を考える

つまり、「出来具合」と「割安」の
「いいとこどり」になるかを判断するのだ

中古品の購入も同じである

例えば、新品では手が出しづらい
ちょっと高価な家電や家具だ

中古なら、自分が妥当と思う値段や
驚くくらい安い値段で手に入ったりする

しかも、ほとんど未使用の物や
デッドストックの新品なんてのも多々ある

さらに良いのは、その製品の評価が
すでに出尽くしているという点だ

発売されたばかりの物は
不具合が出て、リコールや、無償修理…
なんてのが良くあるが、それが無い

いわば
「時間というフィルターを通った安心感」
を買っているとも言える

これなどは
なかなか私好みのいいとこどりである

だが一方で
「思ったより使用感がある」とか
「修繕に手間やお金が…」とかは当然ある
リスクも込みの、いいとこどりなのだ

結局のところ、「いいとこどり」とは
単に”得をする”という話ではなく
どこまでを受け入れ、どこを削るかという
“選び方”の話なのだろう

新品の完璧さを取るか
中古の合理性を取るか

あるいは、その間をうまく行き来して、
自分なりの「ちょうどいい」を見つけるか

つまり、「いいとこどり」とは
欲張りでありながら、同時に現実的で
なかなか奥の深いものなのだ