マージャン

私がある会社に出向していた頃の話である
そこは数年後に一部上場を果たしたのだが
そんな会社の本社に一年ほどいた

ある日、私がマージャンを打てると知った
その会社の部長さんが

「今度やろう」と言い出した

最初は社交辞令みたいなものと思っていた

ところが本当に、部長会議の後に
私の住むマンション(兼自社の事務所)に
毎週やって来るようになった

今思えば、なかなかすごい光景だ

大会社の部長三人がそろって
20数歳の私の所に集まり、雀卓を囲む

しかも皆、とにかく強い

こちらが「これはいける」と思った手を
あっさり読まれる
危ない牌を切れば、すぐにロン

ちょっとでも隙を見せたら
たちまちやられてしまう

身の程知らずの私でも緊張しまくりの
メンバーの面々のものすごさに加え
全く隙を見せられないゲーム運びに
終了後は、どっと疲れたのを覚えている

そして出向を終え、地元へ戻った

友人たちとマージャンをやっても
なかなか負けなくなっていた

昔は五分五分くらいだった勝率が
八割くらいにはなってたと思う…たぶん