私にとって、漫画と車いすは
切っても切れない関係にある
今でこそ当たり前のように
手に入る漫画雑誌だが
私が小学生の頃は
そう気軽に買えるものではなかった
毎週発売される漫画誌は
まさに憧れの存在であるが
手に取る機会は限られていた
そんなある日
弟がぽつりと話してくれた
同級生の親戚の家に遊びに行ったら
そこには漫画雑誌が沢山あったという
その話を聞いた瞬間、胸がざわついた
「どうしても読みたい」
その一心で、私は次の機会に弟について
その家を訪ねることにした
そして、その時出会ったのが
車いすに乗った彼だった
彼は私より5歳年上
けれど不思議なことに
年齢の差など感じることはなく
いつしか同級生のような感覚で
付き合うようになっていった
漫画をきっかけに始まった交流は
気がつけば、私の生活の一部になっていた
高校生になる頃には
さらに関係は深まっていた
彼と私、そして私のクラスメイトとで
手書きの漫画雑誌を作ったり
ギターをかき鳴らしたり

Amazon | Enya XMARI スマートエレキギター - 内蔵DSPエフェクター・4プリセット・USB-C OTG録音機能・カスタムセラミックピックアップ搭載、カーボンファイバーボディ (ギグバッグ・ストラップ・ケーブル・ピック付属) | エレキギターセット | 楽器・音響機器
Enya XMARI スマートエレキギター - 内蔵DSPエフェクター・4プリセット・USB-C OTG録音機能・カスタムセラミックピックアップ搭載、カーボンファイバーボディ (ギグバッグ・ストラップ・ケーブル・ピック付属)がエレキギターセ...
特別なことをしていたわけではない
ただ、一緒に時間を過ごすことが
何より楽しかった
あの頃の私は、その出会いが自分の人生に
どれほど深く関わってくるのか
想像すらしていなかった
その後、彼は
同じように身体に障害を抱える人たちと
様々な活動に関わるようになっていった
そして私もまた
彼と行動を共にするうちに
気がつけばその世界に足を踏み入れていた
やがてそれは仕事となり
関連する事業所を立ち上げるまでになった
そして私は、退職するまで
その分野の仕事に携わり続けることになる
振り返れば
すべては一冊の漫画を読みたいという
ささやかな欲求から始まっている
車いすの彼との出会い
そのきっかけを作ってくれた弟
今、あらためて思う
あの一言がなければ
今の自分はなかったのかもしれない
感謝しかない
