いつからだろうか
関西人でもないのに
(こう書くと反感を招くかもしれないが)
自分がどれだけ「安く買えたか」を
つい人に話したくなるようになったのは
若い頃は違った
「何を買ったか」が大事だった
それがいつの間にか
「いくらで買ったか」が主役になっている
思い返せば、初めの一歩は車だった
初めて買った車…3万円
この時点で、もはや「購入」というより
「引き取り」に近いが
それでも立派なマイカーである
エンジンがかかり、走ればそれでいい
いや、走らなくても話のネタにはなるかも
そこから歯止めが効かなくなった
2000円のノートパソコン
数千円の高級スピーカーやアンプ
イコライザーなどのオーディオ機器
もちろんWEB等で購入の中古である
「それ、いくらだったの?」
と聞かれると、待ってましたと答える
「いやあ、これがねぇ…(間を取る)
信じられないくらい安くてさ」
この“間”が重要だ
ここで一呼吸置くことで
話の価値が2割増しになる
そして近年では、ヘッドシェーバー
テレビショッピングで1万円を
某中国系ショッピングサイトで2000円
ここまでくると、もはや節約ではない
狩りである
獲物は価格差
いかに安く仕留めるか
その一点に集中している
さらに、オークションとなると
数千円で落札したバカラのグラスや
様々なクリスタルグラス、錫製のグラス
20数万円で落札した高級車セルシオまで
果ては、普通乗用車並みの価格で購入した
現在住んでいる “終の棲家”となる
等々、人生で最も高い買い物でさえ
「いかに安く買ったか」で語ってしまう
我ながら大したものである
最近では、月額290円のSIMを使っている
もはや通信費ですら「戦利品」だ
こうして振り返ると
私の人生は「安く買えた話」で
出来ていると言っても過言ではない
WEB、オークションには
随分とお世話になった
正確には「楽しませてもらった」
と言うべきか、いや現在進行形である
でも、ただ一つ例外がある
もちろん、妻である
