前に、パロサント(緑檀)の木を
大量に買い込んだ
という話をしたことがありますが
実はそれだけではありません
榧(かや)の板材(厚さ4~5cm)も
かなりの量を買い込みました
その中で一番大きな板(長さ2.1m)は
買ってほどなく
手作りでリビングテーブルにしました

これは 今でも現役で使っているので
買って良かったと言えるのですが
問題はそれ以外の板材たちです
「そのうち何か作ろう」
という、DIY好きの人がよく口にする
魔法の言葉とともに
板材は物置へと運ばれました
そしてそのまま
長い眠りについたのです
年月というのは不思議なもので
最初のうちは
「これで長椅子を作ろうかな」
「いや、縁側もいいな」
などと、頭の中では立派な作品が
いくつも完成していました
ところが現実の木材は
物置の隅で微動だにしません
そんな状態が何年も続いたのですが
終活という言葉が
ちらほら頭をよぎるようになり
さすがにこれは何とかせねば、と
昨年ついに重い腰を上げました
手っ取り早く片付ける方法として
せっかく買ったのに勿体ないのですが
ネットで売るという手も考えました
しかし、写真を撮って説明を書いて
梱包して発送して……と
想像した瞬間に、やる気が消え失せます
それで、作りました
長椅子
縁側
作ってみれば
これがなかなか良い
家の中や、外で
眠りから覚めた榧の板材が
とても喜んでいるかのように思います
木材も重量換算で、八割ほどが
物置から姿を消しました
「おお、これは終活らしくなってきた」
と一瞬思ったのですが
物置をよく見ると
まだ数十Kgほどの木材が残っています
しかも榧の木だけでなく
用途を決めあぐねている
別の様々な種類の木材も
人間というのは不思議なもので
相当減ったはずなのに
残りの存在のほうが妙に大きく見えます
さて、この木材たち
いったい何になるのか、ならないのか
そして、終活の完了が先か
私の命が完了するのが先か…
