断捨離

両親を看取ってから
5年ほど経った頃のことです

「実家に移り住もうかな」と
子どもたち家族が言うので

それならばと
私の終活も兼ねて
実家の断捨離を始めました

全捨離したら人生すべてが好転する話 (運を引き寄せる実験)
◆モノであふれた家は運気も下げてしまっている!? 家の中がモノであふれている、モノがいっぱいで汚い……。 片づけや掃除をしなければと思いつつ、どこから手をつけていいかわからない……。 誰もが、「やらないと」と思いつつ、モノであふれた生活をし…

物置、押し入れ、屋根裏部屋…
長年の生活がぎっしり詰まった
いわば“思い出の倉庫”です

ただ、その思い出の量が、まあ大変

物置を見れば……、押入れを開ければ……
一体いつからあったのか、分からない物が
次から次へと出てきます

私はすでに車を卒業していたので
電車で週に何度か実家へ通い
コツコツと片づけ続けました

結局、4カ月ほどかかって、ようやく終了

捨てた物は、重さでいうと、九割以上
残ったのは、ほんのわずか

それにしても、よくまあ
こんなに、ため込んだものです

そういえば、その十数年前にも
似たようなことがありました

物置にぎっしり詰め込まれていた物を
先祖代々の家でもないし…と
ほぼ確認もせず、業者さんにまとめて
処分してもらったことがあったのです

その後、「あれどこ行った?」とか
「あれが無い。困るー」ということが
あったかというと…

これが、まったく無い

その経験が、今回の断捨離でも
ずいぶん役に立った気がします

結局のところ、ほとんどの物は
なくても困らない物ばかりだった
ということです

今回、妻と一緒に仕分けをしていた時も

「これ、いる?」
「いらない」

「これは?」
「いらない」

というやり取りの連続でした

そして、ある時ふと
私は自分を指さして言ってみたのです

「これも、いらない?」

すると妻は、即答しました

「それは無いと困る」

……。

「いらない」と言われたら
ちょっと寂しい

でも「無いと困る」と言われるのも
なんだか微妙な気がする

断捨離の最後に残ったのは、
どうやら、そんな私自身だったようです