本当のニラ玉

昔、ケーシー高峰さんのネタに
すっかりハマッていた時期があった

あの独特の間合いと、とぼけた語り口

中でも一つ
すごく気に入ってしまった話がある

それは「ニラ玉」の作り方の講釈だ

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普通なら、ニラを刻んで卵と炒める…
それで終わりのはずなのに

そこはケーシー節
「ニラは刻んではいけない」とくる

ではどうするのかというと、包丁の背で
トントン、トントンと叩くのだという

するとニラから汁が出てきて……と
ここまでは妙に料理番組めいているのだが

話は思わぬ方向へ転がる
その“ニラの汁”を、ここにこう塗って
「これが本当のニラ玉だ」
という下ネタである

今思い返しても、なんともくだらない
しかし、そのくだらなさが絶妙で
私はこのネタを行く先々で披露していた

そして、どこでもよくウケた
「やられたー!」と、場が瞬時に和む
あの空気がたまらなく好きだった

とはいえ、今になって振り返ると
少しばかり冷や汗も出る

当時は“セーフ”な話だったとはいえ
人によっては眉をひそめたかもしれない

少なくとも、一線は意識していたはずで
女性の前では話さなかった…と思う
(記憶はあやしいが…)

もしあの頃、どこかでこの話を聞いて
不快に感じた方がいらしたなら…
この場を借りて、深くお詫び申し上げます