人に恵まれて

「自分は運がいい」と言う人は多いが
「人に恵まれている」と断言できる人は
案外少ない気がする

私はというと
つくづく、人に恵まれて来たと思う

振り返れば、幼少期からしてそうだ
両親はもちろん
祖母、叔父、叔母にまで可愛がられ

「この子は将来大物になる」と
根拠のない期待を一身に受けて育った

残念ながらその期待には添えなかったが
愛情の総量だけは疑いようがない

学生時代もまた
これでもかというくらい恵まれていた

尊敬する先生、面白い先生
そして、気の合う楽しい友人達

思えば「これが青春か」と思う間もなく
ただただ、楽しく過ごしていた
努力の記憶より、笑っていた記憶の方が
圧倒的に多いのだから
今思えばかなり贅沢な時間だったのだろう

社会に出てからも事情は変わらない

上司や先輩に恵まれ
「社会は厳しいぞ」という脅し文句を
どこか他人事のように聞き流しながら
気がつけば仕事も、人間関係も
だいたい楽しい方向に転がっていた

さらに
自分で会社をやるようになってからも
その“人運”は衰えなかった

よき相棒、よき社員たちに囲まれ
気づけば職場にはいつも笑い声があった

ある時、こんな話をしてくれた人がいた
時々事業所の近くを通ることがあったが
その度に、中から笑い声が聞こえてきて

「なんて楽しそうな職場なんだろう」
と思っていた…と

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その方には後日、その“笑い声の中”に
事業所の一員として入って頂く事になった

そんな事があって気づいたのは

特別に何かをした訳では無いのに
気がついたら、いい人たちが周りにいて
みんなで笑っていた

そんな、「人に恵まれて来た」自分である

あ、もちろん、恵まれた人の中での一番は
妻と子供たちである

感謝