実家にいた頃、二つ先の街で、この界隈では最大の花火大会が毎年開かれていた
ある年、仕事帰りにその街の友人宅へ遊びに行こうとしたところ、その近くで車を止められた
「そこの友人の家に行くんです」
そう言って指さすと、警備員の方は「ああ、どうぞ」と、あっさり通してくれた
その日が花火大会当日だったことを、私はすっかり忘れていたのである
しかも、その友人宅は花火大会会場のすぐ目の前。まさに特等席だった
それまで、あれほど間近で花火を見たことはなかった
腹に響く大きな音、目の前いっぱいに広がる大輪の花火。その迫力を思う存分堪能し、「なんてラッキーなんだ」と、ずいぶん得をした気分になったのを覚えている

Amazon | 花火 手持ち花火 200本セット 「映える花火セット200本」 インスタ 映え 花火 手持ち パッケージ無し (カラフル8,パッケージ無し) | バラエティセット | おもちゃ
花火 手持ち花火 200本セット 「映える花火セット200本」 インスタ 映え 花火 手持ち パッケージ無し (カラフル8,パッケージ無し)がバラエティセットストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン...
それから数十年
その友人は引っ越してしまったが、今度はそこから、ほど近い場所に知人が出来た
ある年の花火大会、子どもたちを連れて、その知人宅に車を止めさせてもらい、間近で花火見物を始めた
ところが、花火が打ち上がるたびに腹にドーンと響く大きな音に、一番下の子がびっくりしてしまった
「帰る、帰る!」
泣き出したら止まらない
結局、花火大会は始まって間もないうちに退散することになった
せっかくの特等席だったのに、今度は前とは反対に、何だか損をしたような感じだ
ということは、あの花火大会に限って言えば、プラスマイナスゼロ?

