だいぶ前から
家庭用の精米機を使っている
お米は玄米で購入し、家で必要な分だけ精米して食べるスタイルだ
きっかけは単純で
白米にする際に削り取られてしまう栄養豊富な外側の部分が、もったいないと思ったからである
ところが、精米機との付き合いは最初から順調だったわけではない
使い方が悪かったのか、どうなのか、最初に買った精米機は短期間で調子を崩してしまった
そこで買い替えたのだが
それも長続きせず、さらに別の方式のものへと乗り換えた
そうして何台か渡り歩いた末に、今の精米機にたどり着いた
この機種はそれまでのものよりずっと優秀で長持ちしてくれたのだが
やがてこれも思うように精米できなくなってしまった。とはいえ捨てる決心もつかず、そのまま数年間放置
そして約5年前
ふと思い出して、分解できるところは分解し、念入りに掃除し、隅々まで手入れをしてみた
すると、まるで長い眠りから目覚めたかのように見事復活
「なんだ、壊れていたんじゃなくて、手入れ不足だっただけか」
それ以来、現在まで快調そのもの
以前は使いっぱなしだったが、今では使用後にきちんと掃除し、こまめに手入れをするようになった
やはり機械も道具も、長く付き合いたければ手入れが大事なのだ
考えてみれば
人間関係も同じかもしれない
感謝の言葉をかけたり、相手の話を聞いたり、ちょっとした気遣いをしたり
そういう日々の手入れを怠ると、だんだん動きが悪くなる。逆に、きちんと手をかければ、長く良い状態を保てる
うんうん、やはり手入れは大事だ
と、後ろに妻の気配
……いやいや
精米機の話ですよ、精米機の。
危なく私自身が修理不能になる所だった

