昔、「懸賞情報誌」というものを
発行していた事があります
ハガキで応募すると何か当たる…
その懸賞の情報だけを集めた
小さな情報誌です

懸賞なび 2026年 04 月号 [雑誌]
懸賞なび 2026年 04 月号
創刊当初はチラシを新聞折り込みしたり
DMを何万通も出したりと
かなりの宣伝費をかけました
ところが結果は……サッパリな反応
「これはまずいぞ…」と思い始めた頃
ある雑誌が紹介記事を載せてくれました
すると、ぽつり、ぽつりと購読者が増え始め
さらに別の雑誌、また別の雑誌と掲載され
テレビ局まで取材に来るようになりました
関東のテレビ局、次に地元のテレビ局
そして三つ目が
昼の全国放送の有名番組
資料だけ送り、すっかり忘れていたある日
昼休みにその番組を見ていたら
キャスター三人が
私の情報誌を広げて紹介しているではありませんか
しかも画面の下には…自宅の電話番号
(当時は自宅の電話が全てでした)
その瞬間から、電話が鳴りっぱなし
昼も夜も、次の日も、その次の日も
結局一週間
私と妻は交代で電話の前から離れられず
ひたすら購読申し込みを受け続けました
今なら、受付体制を整えるとか
いろいろ対策も思いつくのでしょうが
当時の私はただ右往左往するばかり
でも、思うのです
もし、あの時それを全部さばける器を持っていたら
人生は「ほどほど」では済まず
後で大きく転びもしたのではないかと
人の器というのは
神さまが「このくらいでちょうどいい」
と決めてくれているのかもしれません