雨だれ石を穿つ

雨だれ石を穿つ
努力の名言だけれど

想像すると少し笑える
石の立場からすれば「また君か…」と

毎日同じ雨だれに絡まれて
うんざりしていたかもしれない

雨だれは偉そうな決意など持たない

ただ、今日もポタ
明日もポタ
気合も根性もなく
習慣だけは忘れない

結果、石のほうが静かに折れた

人の願いも、案外これに似ている
一度の大願より、毎日の小さな手合わせ
三日坊主でも、戻ってくればそれでいい

神社とは、不思議な場所だ
奇跡を頼む所でありながら
実は「続ける心」を試される所でもある

今日の一礼が一滴
明日もまた一滴
気づけば、運命という名の石に
ちゃんと小さな道ができている